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てげてげブログ
2010-04-20

159)支持率 2010.4.20

  鳩山内閣発足後、約半年。各種の調査機関にによる世論調査では、内閣支持率が毎月ほぼ一貫して下がり続けている。最近の調査では、ほとんどの調査で20%台に落ち込んだようだ。

  昨年の総選挙、マスコミはあげて「政権交代、政権交代」と叫んだ。テレビも新聞も、政権交代さえすれば、逼塞状態から抜け出て薔薇色の日本が実現するような報道で埋まった。まるでお祭り騒ぎだった。そして民主党が圧勝、自民党は見るも無残な惨敗だった。
  国民は民主党に大きな期待を抱いてしまった。人夫々に、自分勝手な夢を描いた。対する民主党政権は、内部も不統一、ほとんど何を実行する力も持っていなかった。目に付く唯一の成果(?)は、赤字国債を膨らませてこども手当の支給を決めたことだった。(こども手当については、国家への依存心を助長し、国民の自立心を阻害する危険な政策だという、将来を憂える識者の声もあったが、人気取りのためには一顧だにされなかった。)
  最近、マスコミはスタート当初の歓迎一色を塗り替え、遠慮がちに民主党内閣批判を始めたが、自分達が産み落とした内閣であるという反省は何もない。

  選挙では、どの党にであれ、圧勝させてはいけないと思っている。少なくとも日本ではどこかに勝たせ過ぎてはいけない。国民がてげてげな結果を示す知恵を持たないと、日本はとんでもないことになってしまう。  
  前々回の総選挙では、郵政選挙や刺客と言うめくらましの手品と、歯切れのいい小泉節に支えられて、自民党が圧勝した。自民党は次に選挙をしたら数を減らすことが目に見えていた。だから政権にしがみついた。小泉退陣後も、安部、福田、麻生と政権をたらいまわしにした挙げ句、国民に見放されてこの前の選挙で惨敗した。わずかな議席数差であったなら、自民党もたらいまわし出来ずに早々と解散し、自らの傷も軽くて済んだろうにと思う。
  今度は民主党が、政権にしがみつく番である。鳩山さんがもたなくなったら、菅さんが、岡田さんが、仙谷さんが、野田さんがとたらいまわしをするだろう。そうするうちに国力は衰退し、世界中の信用を失い、相手にされなくなっていくだろう。

  混沌とした世の中を反映してか、次々に新党が誕生している。海のものになるのか、山のものになるのか、これら新党の行く末はどうなるのだろうか。既存の政党、新党、それら全部をひっくるめて、数ヵ月後の参院選挙では、てげてげな、偏らない、バランスのとれた、賢い選択をしたいものである。すぐに後悔することになるような選択はしたくないと思う。

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