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てげてげブログ
2017-11-24

1134) 白野江植物公園

かっては『四季の丘』と呼ばれ、個人経営の植物園として市民に親しまれていた。その当時、私も幾度となく訪れた記憶がある。個人経営の時代が40数年間続いたという。よほど植物好きな篤志家だったのだろう。相当な資産家でもあったのだろう。

しかし広大な植物園である。個人で維持管理してゆくことの限界は当然予想できる。少々の入場料をもらったにしても採算はとれないだろう。次第に荒廃が目立つようになっていた。案の定、ある日訪れたら、突然閉園していた。「なんとかならなかったのだろうか」、当時惜しむ気持ちが強く湧いたのを覚えている。


実情は北九州市が捨てておかなかった・・・ということだった。市が公園として買い取り、3年の年月をかけて、整備・改修工事を行っていたのだった。改修工事中、3年間の閉園を経て、1996年『北九州市立 白野江植物公園』として開園した。道路や階段が整備され、転落など危険な箇所には手すりがつけられ、花や木の手入れがされ、面目一新して再登場してくれた。園に行くたび、四季おりおりの花々に心癒されている。


昨日、勤労感謝の日、その白野江植物公園に紅葉狩りに行った。車を手放したから、JRで門司港まで、その先はバスで公園下まで。さして不便でもない。

紅葉は山裾の入り口広場にある楓が綺麗に色づいていた。しかし山の上の楓はまだ少し早かったようだ。あと数日後が見頃かもしれない。100点満点とまではゆかない紅葉狩りだったが、ともかくも自然に包まれて過ごした勤労感謝の日だった。(2017.11.24)


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