「百合子の乱」と言われているらしい。小池百合子代議士が突然記者会見をして都知事選に出ると出馬表明した事件だ。自民党では櫻井パパを立候補させようと必死になって口説いている最中だった。

そんなタイミングで、事前に党に何らの相談もせずに、立候補表明するとはルール違反も甚だしい、けしからん・・・と自民党の幹部は驚きかつ怒った。

しかし「政界渡り鳥」と称され、はたまた時の権力者小沢一郎や小泉純一郎にすがり付いたりするほど、その時々の利にさとい百合子さんのことである。百合子さんには百合子さんなりの計算があってのことだろう。外野席から無責任に百合子さんの気持ちを想像してみるのも面白い。

〇私は安倍さんに嫌われている、今後要職ポストは与えられそうにない。

〇いっそ都知事ならやりがいもあるし、目立つことも出来る、次はこれを狙おう。

〇だがこのままでは櫻井パパが都知事候補に決まってしまいそうだ。

〇それは自分の出番が永久に消えてしまうことを意味する。

〇それなら機先を制して、今のうちに出馬表明しておこう。チャンスは今しかない。

〇私が手を上げたら、ただでさえ渋っている櫻井パパはきっと辞退するだろう。

〇さすれば残された時間も少ない中、自民党も私に決めざるをえなくなる。

さてさて、首都東京の知事は誰が担うのだろうか。（2016.07.01）