画像は今朝の電車内の吊り広告である。

大工育成塾の27年度の塾生募集広告だ。

国家プロジェクトと謳っているし

主催者は「社団法人」大工育成塾となっているから

国が何らかの形で後押ししているのだろう。

昨年も同じような広告を見て新鮮な驚きを覚えた。

その驚きをブログに書いた。

当時を思い出して再録してみたい。（2014.07.23）

今朝の通勤電車の中
ひとつの車中広告が目についた。
　　『　国家プロジェクト
　　　　　　目指せ棟梁
　　　　　　　　大工育成塾
　　　　　　　　　　塾生募集 　』

大工さんや左官さんなどの職人さんは
親方のもとで下働きをし
怒鳴られたりこき使われたりしながら
修行を積み重ね
一人前になるものだと思っていた。

教えてもらうのを待つのではなく
目で見て技を盗むものだとも
聞いた記憶が残っている。

いまどきの若者には耐え難い世界
・・・かもしれない。
人材不足に悩まされている世界
・・・だろうとも思う。

そんな職人さんを
速成的に育成する塾が出来たというのが
いかにも現代的で面白い。
国家プロジェクトというのがまた凄い。

大工育成塾のような試みを契機として
職人さんが大切にされ
まわりから尊敬され
職人さん自身が誇りをもち
若者が魅力を感じる
そんな社会が生まれるとしたら・・・

皆がみな一流企業勤めを目指す社会よりも
はるかに健康な社会になるだろうと思う。
　　　　　　　　　　　　（2013.10.02）