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てげてげブログ
2013-05-27

465) 全国研究大会

  一昨日と昨日の2日間、産業カウンセリング全国研究大会が、四国の松山で開催された。最後まで迷っていたが、仲間たちの誘いにのって参加してきた。
  25日は朝7時の新幹線で徳山まで、徳山から柳井港までJR,柳井港からフェリーで四国三津浜港に渡り、バスで松山へ。
  私達と同じように、全国から集まってきた参加者は1500人くらいとか聞いた。

  大会初日は代議員による総会の後、開会式と基調講演、引き続き交流会。
  基調講演は3部構成。第1部は医学博士大野裕氏のカウンセリング実演(ライブ)。氏は慶応義塾大学教授を経て、国立精神・医療研究センターの認知行動療法センター長に就任、かたがた雅子妃の主治医を務めていると噂される人物である。人を包み込むような柔和な雰囲気が印象的だった。30分間の短いライブではあったが、人が思わず心を開いてしまうような、そんな応答を実見しただけで、四国まで出かけてきた甲斐があった思った。何年にも亘る、雅子妃の主治医の仕事は大変な気苦労だったと思うが、そんな陰はちっとも感じなかった。
  第2部は佐々木常夫氏(東レ経営研究所特別顧問)の講演。自慢話と自分が書いた書籍の宣伝ばかりで鼻につく講演だった。
  第3部は大野氏と佐々木氏の対談。佐々木氏の自慢話はとまることなく、合わせて司会者がいちいち喋りすぎたため、ちっとも躍動感のない対談に終わってしまった。司会者にはもう一工夫をして欲しかった。
  交流会はアルコール片手に、久し振りに顔を合わせる全国の仲間たちと楽しい時間を過ごした。

  大会2日目は、8つの分科会に分かれての研究発表や討議。私は「発達障害者・新型うつの理解と支援」という分科会に参加した。今までは「変わり者」ですんでいたものが、医学の進歩につれて「病気」と見做される、そしてその範囲がだんだん拡がってゆく、という気がしないでもない。

  大会終了後、松山を観光した後、夜のフェリーで小倉に帰る予定だったのだが、風邪の具合が悪かったので、大事をとってその日のうちに帰宅できるJRにした。松山から岡山まで特急電車、岡山からは新幹線。おかげで22時頃には家に着くことができた。瀬戸大橋の上を電車で渡ったことや、橋の上から見た夕日が印象に残っている。 (2013.05.27)
  

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