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てげてげブログ
2013-03-25

452) 中央を旅する(9)

第5日目     ( 3月11日 ・ 金曜日 )

  8時にプラハを発ち、途中、チェスキー・クロムロフに寄り、ウィーンに向かう。昨日の古城にもついていた『チェスキー』という名称は、(チェコのとか、ボヘミアの)ということを意味するらしい。そして『クロムロフ』というのは(曲がった川)という意味であるらしい。
  道中の雪原には、雪の中、もう馬の放牧や羊の放牧が行われ、野生のシカも顔を出していた。

  道中の添乗員の説明によると、今回の旅行で5つの世界遺産を訪れるらしい。その一つが今日の「チェスキークロムロフ」である。
  ちなみにその5つとは、 ブタペスト(ドナウ川とブダ地区)、 プラハ(旧市街)、 チェスキークロムロフ、 ウィーン(歴史地区)、 シェーブルン宮殿、だという。

  添乗員の説明から拾った世界遺産雑学。
     世界遺産は全世界1000ヶ所以上。
     自然遺産と文化遺産に分けられる
     世界遺産が増えすぎて、認定の方法を変更する動きがある。
     多い国の順に  イタリア、 スペイン、 フランス、 中国、 ドイツ

         〇チェスキークロムロフ
  1992年に世界遺産に加えられた、世界でもっとも美しい町のひとつである。大きく屈曲して流れるブルタバ川に優しく抱かれて、現代までその美しさを保ち続けてきたこの町は、13世紀に南ボヘミアの豪族によって城が築かれたのがはじまりである。旧市街には石畳の細い路地が入り組んで、中世そのままの雰囲気が残されている。満々と流れる川に抱かれるようにして広がるチェスキークロムロフは、町全体がいわば一つの見どころであり、こじんまりして、可愛くて綺麗な町である。2002年には記録的な洪水が起こって、大きな被害がもたらされたが、城や旧市街など観光エリアは十分に復興されている。
  1時間の散策では時間不足の感が強かった。石積みを真似た、だまし絵的なしっくいの壁が印象に残っている。

△チェスキークロムロフ城・・・ボヘミア地方では、プラハ城に次ぐ大きさ。13世紀にプラハ城を真似て創建され、その後次々の新しい建物が付け加えられ、それぞれの時代の様式が見事に調和した巨大な複合建築となった。赤い門をくぐって中庭に入り、正面に見える塔のある建物を『フラーデク』と呼び、城の最も古い部分である。城から一望する旧市街は蛇行するブルタバ川に抱かれて、素晴らしい景観を見せてくれる。
△エゴン・シーレ文化センター・・・画家エゴン・シーレの生涯をパネルで紹介。古いビール醸造所を利用した建物。シーレの母親がクロムロフ生まれで、シーレ自身もこの町を第二の故郷として愛した。城の上から眺めただけで、入場せず。

  昼食は旧市街の一角、川の畔のレストランで。ますの塩焼きとマッシュポテト。この辺りの名産ということでビールもいただく。
  昼食後13:15出発。ウィーンに向かう。雪原に鹿を見る。
  ウィーンのホテル(『ライナーズホテル』)着。ホテルのレストランで夕食。夕食後、市中にクラシックコンサート鑑賞に。

          〇クラシックコンサート
場所     アウデスベルク宮殿広間
演奏者   レジデンツ・オーケストラ
途中の休憩の時にはスパークリングワインのサービスがあった。楽団は7人の管弦楽団。演奏は勿論だが、男女歌手による歌と、男女バレリーナによるバレーも披露された。クラシック音痴の私には何の曲だったかは不明である。音楽の都ウィーンで、立派な会場で、クラシック演奏を聞いたという実績は残った。

  今日の万歩計は16000歩を越えた。  (2013.03.25)

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